ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期クリア。結末の受け入れ方により評価が大きく分かれる作品。

ダンガンロンパV3

記事更新としては久方ぶりに出現しましたまるおです。

1月に発売となりましたニューダンガンロンパV3ですが、クリアしましたので感想など。 ネタバレの制約から、記事自体は短めです。

世間では賛否両論ありますが、個人的には首を縦にも横にも振ることのできないような……複雑な印象です。 詳細は記事内にて。

※ネタバレ防止のため極力抽象的な表現を心がけますが、全く新しい気持ちで遊びたい方はスルー推奨。 また、それに伴い動画像の類は用意しておりません。

スポンサーリンク

ダンガンロンパとは?

本シリーズを知らない方向けに念のため解説しますが、知っている方はスルーしてください。

ダンガンロンパは“超高校級”と称される、優秀な高校生を集めた「希望ヶ峰学園」に入学した生徒たちが、「卒業するためには仲間を殺すこと」といったルールの元、次々と発生する殺人事件を“学級裁判”という舞台で解決していく、推理アクションゲームです。

シリーズ毎に舞台は違い、上述の「希望ヶ峰学園」は初代の舞台。ニューダンガンロンパV3(以下、本作)の舞台は「才囚学園」となりますが、行うことは基本的に一緒です。

簡単に言うと、この狂気的な状態から卒業したければ、誰にもバレずに仲間を殺せということです。 “学級裁判”というのは、殺人を犯したのはどの生徒なのか……ということを、生徒たちで推理するステージとなります。

このシリーズを遊ぶ前は、モノクマというかわいいキャラがいたのでメルヘンなゲームなのかなぁと思ったのですが、蓋を開けてみたらかなりイカれた展開で、当時は精神的にやられた記憶があります。

このゲームを進める上で校則(ルール)はいろいろとあるのですが、とりあえず以下を押さえておけば大丈夫だと思います。

  • 生徒内で殺人が起きた場合は、一定時間後に学級裁判が開かれる
  • 学級裁判で正しいクロ(犯人)を指摘した場合は、クロだけが処刑される(ストーリーが進行)
  • 学級裁判で正しいクロを指摘できなかった場合は、クロだけが卒業となり、他の生徒は全員処刑される(ゲームオーバー)

余談ではありますが、この殺人事件の舞台となる施設からの脱出(脱獄)は、シリーズ通して不可能です。

過去作を踏襲したシステムと、馴染みやすい新要素

本項はどちらかというと、過去作をプレイしているが、まだ本作をプレイしていない方向けの内容としています(ゲームシステム全てを説明しようとすると相当長くなるため)。

システムは基本的に過去作との大きな違いはなく、従来の学級裁判のシステムに新要素がプラスされた程度のものです。

新要素も最初は戸惑うと思いますが、慣れるとそこまで難しいものでもなく、純粋にグレードアップした学級裁判を楽しむことができるでしょう。

ピックアップしたいのは、これまでは基本的に論破する立場だったのが、本作では“偽証”ができるようになりました。嘘をついて裁判をうまく運ぶという、結構新鮮な要素です。

また、裏ルート分岐というのも用意されていて、これは上述の“偽証”が大きく絡んできます。 根幹のストーリーが大きく変化するわけではないですが、その場の学級裁判は本筋とは違った展開となるため、見どころのひとつと言えるでしょう。

学級裁判以外のシステム及びゲームの流れに大きな変化はありません。 ゲームの流れを補足すると、

  • 誰かと親交を深めたり、施設内を自由に探索できる「(非)日常編パート」
  • 殺人事件発生により捜査を開始する「非日常編パート」
  • 犯人を特定する「学級裁判パート」

このような流れとなります。 本シリーズの魅力のひとつとして、別に調査段階で犯人がわからなくても、学級裁判でひとつひとつ問題を解決していくことにより真実に辿り着けるところです。

言い方を変えると、そのような形でゲーム側が導いてくれるので、私のように推理が苦手な人でも、きちんと話を進められるのが良いですね。

徐々に真実が暴かれ「もしかしてこの人がクロなんじゃ……」と思ったときに立つ鳥肌が最高にCoolです。 そしてクロが自分のお気に入りの人物だった場合は、鬱になりつつ不貞寝するしかありません。

本来であれば登場人物も紹介したいところですが、ほとんどの場所でスクリーンショットの撮影が不可なので、公式に委ねます。

公式:ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期

個人的なお気に入りとしては、「超高校級の発明家」である「入間 美兎」です。 見た目はいいんですけどね。 中身は……うん。

本題: 過去作との繋がりと結末について

さて、本題に入ります。

伝えたいことがあり過ぎて困る一方、ネタバレ禁止令もあるので八方塞がりな感じではありますが、ここでは過去作との繋がり及び過去作のプレイの必要性、結末について触れていきます。

ダンガンロンパシリーズの流れとして、超高校級の生徒たちが施設に閉じ込められ、コロシアイが発生し解決する。

これを繰り返していくことで、誰がこの狂気的なことを発案し、どうすればこの状況から抜け出せるか……といった、“物語の核心”に迫っていくことになります。

この“物語の核心”はもちろん本作にもあり、これと過去作の“物語の核心”は超密接に関わってきます。というより、過去の核心を把握していないと、本作の核心はほとんど理解できないものとなります。

そういう意味では、もし“物語の核心”を把握したいのであれば、過去作をプレイした上で本作をプレイすることを強く推奨します。

本シリーズは殺人事件による“サスペンスパート”と、上述した物語の核心である“メインパート”に二分されると勝手に考えていて、単純に“サスペンスパート”である殺人事件やそれに伴う学級裁判を楽しみたい場合は、過去作のプレイは不要と考えます。

※ここから本記事の核心部分に入ります。極力抽象的な表現にしますが、ご注意ください。

本作に関して言えば、“物語の核心”に迫らない方がよかった人もいたと思います。 本作の評価が賛否両論となっているのは、まさにこの“物語の核心”部分に問題があると言えます。

正直なところ、私はシリーズを通して“物語の核心”にそこまで惹かれていたのではなく、上述の“サスペンスパート”が好きでこのゲームをプレイしてきました。

従って、本作の結末に関してもそこまで大きなショックは受けなかったです……が、そんな私でもこれってちょっとどうなのかな?と思ってしまうほどに、複雑な印象を受けました。

惹かれていなかったとは言え、過去作の“物語の核心”はきちんと覚えていますし、話としても上手くまとまっていました。 本作はなんというか、その上手くまとめていた話を壊して再創造したような、なんとも微妙な展開だったわけです。

この部分はやはり実際にご自身でプレイしていただき、どのような印象を受け、どのような感想を抱くかを確認してほしいところであります。

ただフォローを入れるとすれば、物語として決して破綻しているわけではないのです。 壊したというのはあくまで抽象論で、過去作との繋がりはきちんと保持されておりますし、矛盾もないように思います。

ただしシリーズファン、特に“物語の核心”部分に魅力を感じていた方にとって、納得できない展開だったことは大いに理解できますし、否定の余地もありません。

もちろん、寛容な精神で少し視点を変えてみれば、まぁこういう終わり方もありか。 と思うこともできるでしょう。 しかし、それはあくまで渋々視点を変えているのであって、もたらされた結末に目を背けているだけなのです。

別にこの結末に怒っているわけでもないですし、これが原因で極端に低評価とするわけでもありません。 なんといっても、私の好きな“サスペンスパート”が期待通りに面白かったですからね。

じゃあ本当に結末について楽しめなかったのかと言われるとそういうわけでもなく、なんか寂しいというか虚しいというか……

まぁそういう展開もあるよね~?ん~ありなのかなぁ……面白いっちゃ面白いけどん~……(以下ループ)

とにかく形容し難い複雑な気持ちです。 上手く伝えられなくて申し訳ないですが、これ以上は不毛な展開になりそうなのでまとめますと、

  • 本作をプレイする上で過去作はプレイした方がいい。
  • ただし、本作の結末に納得できる可能性は低い。
  • それでもなお、結末に至るまでのサスペンスはとても面白い。

こんな感じでしょうかね。

結末となる最終章をプレイしないという手段もあるとは思いますが……普通に考えてそこまで行ってしまったらストーリーの展開的にも止められないですよね。

総括: ストーリーの結末をどこまで受け止められるかがポイント

抽象的な表現がほとんどで伝わりにくかったと思います。申し訳ございません。

個人的にはとても楽しめた本作ですが、ストーリーへの感情移入の度合いによって、評価が大きく分かれるところでしょう。 深く感情移入した人ほど納得できない結末となってしまう可能性が高いのは、前述のとおりです。

誰とは言いませんが、登場キャラのセリフに「マンネリ化してきた」という発言があります。 おそらく本作の結末に関しても、このマンネリを解消しようと思い切りなものにしたのだと勝手に推測しています。

ただ、その方向性がファンの望む方向とは逆だったと言わざるを得ないでしょう。 さらに言うのであれば、あんな終わり方をした以上、続編を出してはならないと個人的に思っています。

続編を出すのであれば完全に別枠の世界で、これまでのシリーズとは全く無関係な新シリーズとして出発するしかないと考えます。

正統な続編として出すのであれば、この結末からどのような展開で続けていくのかが逆に気になるところではありますけどね。

結末ばかりに触れましたが、それ以外は従来通り問題なく楽しめますので、そこは心配しなくても大丈夫です。

ちょっと下ネタがキツかったり、PS Vita版だとロード時間が長かったりと微妙な部分もありますが、ゲームとしての面白さがそれをフォローしてくれます。

本作は1章から飛ばしてきますので、覚悟してください。 私はあまりの衝撃に少し鬱になりましたが、そんな展開がこのゲームの魅力でもあります。

本シリーズをプレイしていない方は過去作から、過去作をプレイしている方は本作を手にとってみていただき、ぜひとも結末まで辿り着いてみてください。

この賛否両論が錯綜する結末について、きっと誰かと意見交換をしたくなる程度には楽しめるはずです。

投稿者プロフィール

まるお
ゲームは主にRPGやアクション、ノベル系アドベンチャー、リズムアクションを好んで遊びます。
上記ジャンルの記事投稿の際にたまに出現することになると思いますのでよろしくお願いします。
記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
スポンサーリンク

シェアする