なかなか掲載する画像の精査などが大変で、かなり時間を要してしまいましたが、やっとカグラのクリアレポートを公開できます!
ごくごく軽微な不具合と、不満点が今なお残り続ける本作。 しかしそんな不満点も、楽しいゲームプレイとエロかわいいキャラたちの魅力の前ではどうでもいい! ……と言えるくらい、私にとっても充実したおっぱいデイズだったと思います。
シナリオ: 3DSを含めて過去作を遊んでいるほど楽しめる
ストーリーモードと百花繚乱記(キャラ個別エピソード)を全てプレイしてみてからのストーリーの感想ですが、「過去作未プレイでもある程度楽しめるものの、やはり過去作を遊んでいるほどより深く楽しめる」印象です。
ここでいう過去作は閃乱カグラSVはもちろんのこと、デカ盛り閃乱カグラや3DSの閃乱カグラ2も含みます。 特に、ストーリーモードにおいて巫神楽三姉妹が探しているものは、閃乱カグラ2をプレイしていないと「結局なんだったの?」とモヤモヤして終わりかねないものであります。
まぁ実際にプレイしていなくとも、閃乱カグラ2の概要を知っていれば多少理解は進むかと思うので、次回作リリース前にでも何かしらで経緯などを知っておくといいかもしれません。
では過去作未プレイでも楽しめそうである部分……要はベースとなるシナリオ部分ですが、非常に明るい印象を受ける一方で結構しんみり・ホロリとする部分もあり、次回作への伏線も張られている(次回作が出ることは決まっているようなものなので、マイナス評価にはなりえません)など橋渡し的な作品としてはいい感じだと思います。
ストーリー部分に関してはこちらに書いたような具合で進みつつ、随所でちょっとグッと来るようなエピソードを差し込んできます。 ただ、基本的にはSVで追加された新蛇女や月閃のメンバーの描写が主体であり、すでにレギュラー化している半蔵や焔紅蓮隊は引き立て役に徹していた印象。
勝手な推測ですが、これはおそらくグランドフィナーレを迎えるであろう“X”において、半蔵/焔紅蓮隊/月閃/新蛇女の4勢力の印象をできるだけ格差のないようにしようとしたためだと思います。 実際に、私としては物足りなさを感じていた新蛇女に対する印象も好転しました。
一方で引き立て役な半蔵/焔紅蓮隊に関しては少々影の薄さが気になったものの、今回に関してはまぁ仕方がないのかな、とも。
雲雀に関しては精神的に成長したなぁと思わせてくれるエピソードもありましたし、全く見せ場がないわけでもないです。 なので、いい意味でレギュラー陣にはあまり期待していなかったせいか、そんなにネガティヴな印象は持ちませんでした。 もうある程度描ききった部分もあるだろうし。
なお、本編はそこそこ楽しめる一方で、本作の目的のひとつである「ヤグラの破壊」をあまりにも疎かにしすぎると、終盤でゲーム進行がストップしてしまいます。 ストーリーを楽しむにしても、面倒臭がらずヤグラはちゃんと破壊していったほうがいいです(8日目突入には80個中38個のヤグラ破壊が必要)。
他方、キャラ個別エピソードである百花繚乱記では、本編からはちょっと想像しがたいおバカすぎる展開が楽しめます。 これをキャラ崩壊と見るかどうかで印象は変わるでしょうけれども、それもまたカグラっぽいということで私は好意的に受け取れました。
百花繚乱記のお楽しみポイントは、本編以上にぶっ飛んだ内容もさることながら、進行上出てくるパロネタにもあると思います。
ゴール・オン・キューティー(Call of Duty)だの、ニンジャスレイヤーネタ(叢, 美野里で確認)だの、パイと尻の女王(アナと雪の女王)だのといった流行りネタや、「デカ尻閃乱リョウビ 」というセルフパロディなど盛りだくさん。 ……両備メインのスピンオフ、私は支援したいところです。
また、忍務名もひどいものが結構あり、個人的に「これはヤバイだろ」と思ったのが、
両備編のコレ。 別に本当に両備や雲雀の尻が匂ってるわけじゃないんですがね、いやぁ、これはひどい。
その他にも多種多様なアレコレでネタ知識を問われているかのようなアレコレをつめ込まれているので、「悲しいお話はいやだ!」という人にとっては、こちらは救いとなるエピソード群となっております。
一部はアホらしいだけじゃなく、シメはよくシメたものもありますし、中の人もノリノリで好演しているので、キャラに思い入れがあるのならなんだかんだ必見です。
ちなみに新キャラの描写も良好。 特に巫神楽三姉妹は個人的に捨てキャラなし、甲乙つけがたし、といったところ。 みんなそれぞれ個性的で魅力的です。
システム: 軽微な不具合と不満。 そしてそれを気にさせない楽しさ
続いて、システム面にも触れていこうと思います。
本作はワラワラと出現する敵を斬って殴って吹っ飛ばす、いわゆる一騎当千アクション型のゲームです。 一度でも同系ジャンルに触れたことがあるのであればイメージしやすいかと思いますが、本作でも一騎当千アクションの特徴のひとつである爽快感は健在。
と、文字にしてみたところで爽快感あふれるテキストなんて書けないので、動画をご用意しました。 今回初参戦となる巫神楽三姉妹による百華繚乱記の一部分です。
上から蓮華、華毘、華風流となっております。
ヒット数やコンボ数にあたる連閃が、つながるキャラはとことんつながり、つながらないキャラはとことんつながらないですね。 連閃数は忍務後の取得経験値にも影響するので成長スピードの差にもなりやすいです。 まぁ、どうにかなるんで大した問題ではないんですが。
また、今作はSVに比べると各モーションスピードが下方修正された上、被ダメージ時ののけぞり時間長め&攻撃後の硬直時間増加などという変更点があります。
これによりアクションとしてはいかに隙をなくしつつ・補いつつ立ちまわるかという面が補強された一方で、一部でストレスフルな状態になっています。
例えば、壁際においやられた状態で、相手が両備の場合……お互いの距離によっては延々と遁術でハメられます。 リミットブレイクを発動しても相手に届かず、次弾で再びハメられますし、ステップなども方向が悪ければ脱出できません。 これはひとえにのけぞり時間が長すぎることの弊害です。
その他にもストレスフルな要素はいくつかあって、今回追加された新ザコもそのひとつ。
この左のデカい羊っぽいのがそうなんですが、こいつがまた嫌らしい。 凍結持ちの狼よりもよっぽど。
熊と同じような印象を受けるこいつなんですが、相当硬い上、削り切るとスーツ(?)が破壊されて中身(羊の右側にいる敵)が出てくるんですが。 これがもう、相当Fxxkな輩で。
高確率の麻痺攻撃、スーパーアーマー、一瞬隠れてからの不意打ち、そしてタフと相当な戦闘能力です。 それが3体とか平気で出てくるので、正直、ボス戦なんかよりよっぽどアレです。 こいつらにはうんざりさせられます。
今回敵の状態異常の発生確率が高めだったりしますし、先のように、何かと“スキ”ができる仕様になっているので、その調整と逆行するようなコイツは本当にうざったいです。
その他、やたらに1(プレイヤー)対3(ボス)の戦いが多い気がします。 新システムだった合体飛翔連閃もほとんど使える機会がなく、結局ひとりで忍務をこなすことがほとんどな上に、コレです。 直近で怒りがバーストした某GE2RBを彷彿とするような難易度調整法で、これには閉口しました。 幸い「これはひどい」という複数同時忍務は数少ないのですが。
そんなわけで、全編通して楽しい!と思えるわけではないのですが、プレイし終えてみるとトータルではとっても楽しんでいました。 若干アレなバランスのところも、少しキャラを強くするなりして秘伝忍法ぶっぱで突破できたりもしますし、そうそうそんな事態が頻発するわけでもないからです。
全体的にはいいんだけど、ごく一部だけ調整狂ってるとかストレス溜まるとかってのは割とよくあると思います。 本作における羊や一部の忍務もそれにあたるわけなので、そこだけサラリと流してしまえば良ゲーで間違いないです。
新エロシステム: ぷるぷるフィニッシュ
名前からして、ああ、ぷるぷるしてるんだなぁ……的なアレですが、システムとしては全破壊の上位版というか限定環境版というかそんな感じです。
「!」が描かれた立て札付近でボスを倒せば、このぷるぷるフィニッシュが発動します(一部、衣装を着せて倒すだけ。貧乳キャラ不可)。 全15種類。 なんというか、バラエティに富んだものばかりで、HENTAIなアレなんです素晴らしい。
とりあえずどんなバリエーションがあるのか、スクリーンショットをば数点。
肌色成分高い……各方面から怒られないか不安な記事になってまいりました。
とにかくですね、お約束っぽいものから「ああ、そのネットになりたい!」などというようなものまで、いろエロと楽しめちゃうわけです。 同じキャラと何度も戦うこともありますし、こうしたところで撃破時の演出を変化させるのはマンネリ回避的な意味でもGoodですね。
おまけシステム: ジオラマ
本作には更衣室にジオラマというものも存在します。 そこではシチュエーションやキャラ(PS4では5人、PS Vitaでは3人)を選び、思い思いのシチュエーションやポーズでいろエロと楽しめるというものになっています。
ストーリー仕立てにしてもよし、好きなキャラだけを並べて己のリビドーを迸らせてもよし。 戦うのに疲れたら、こうしてマッタリと楽しむこともできます。 以下、試しに撮ってみたものです。 人選? 気にしてはいけません。
ああ^~
楽曲について追記: 良曲多し!
記事公開後しばらくたって書き忘れに気がついたんですが、本作収録の楽曲もなかなかいいものがあります。
例えば、緊迫した戦闘前シーンなどで流れる「ヤグラ潰し」や、飛鳥のテーマ曲といえる「ばっちゃんの真意」、両姫のテーマでありバグパイプの音がケルティックな雰囲気を醸す「妹達へ」といったところがお気に入りです。
割とエレキギターがフィーチャーされた曲もあり、ロック/メタル的なノリもあってかっこいいですね。
閃乱カグラが好き?気になっている?なら、プレイしちゃっていいと思うよ。
いろエロと不満点や欲望に満ち満ちたあれこれを書いてきた気がしますが、総括として言うなれば「閃乱カグラに興味があれば買い」です。
別に本作から入ったからといって、にわかだとかなんだとかってのはないと思います。 なんとなく外見とかが気になってるからやってみようかな、でも問題ないシリーズなので、本作から入ってよりディープに楽しむために過去作に手を出してもいいだろうし、本作で満足しちゃってもいいと思います。
その辺はいい意味でライトな作りになっていますので、ストーリーや人間関係が多少よくわからなくてもキャラが良ければそれでいいよ!という人でも楽しめるでしょう。
無論、これまでに閃乱カグラシリーズに何かしらの作品で触れてきた人にとっては、特にSVをプレイした人にとっては、(おそらく3部作の)最後の作品である“X”につながる設定なんかも今回出てきますので、プレイしておいたほうがいいでしょうね。
キャラも総勢25人ということで、ひとりふたりは気に入るキャラもいるでしょうし、おっぱいがいっぱいゆめいっぱいな作品ですので気になった方はぜひ遊んでみてくださいね。
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