「メッセージ」見てきました。 若干物足りなさもあるものの、まずまずのSF映画。

メッセージ

割とだいぶ前から期待していた映画「メッセージ (原題: Arrival)」。 ついに封切りになったので見てきました。

結論から言えば……ちょっと期待値をガン上げしすぎたせいか、少々食い足りない感じはあるものの、よくできた構成と描写などが好印象な、静かなSF映画でした。

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気になったら、とっとと見に行ったほうがいいかも。

まずは予告編を。

謎の物体が世界各地に突如出現。 緊張が高まる中、ある言語学者に、彼らがどこから来て地球に何をするためにきたのかを解明してほしいという要請が来ます。 果たして、彼らの目的とは……?

……といった感じの映画ですが、面白い取り組みなどもあって、見どころもあります。

ただ、本作について書こうとすると、何か書こうにもネタバレないしニュアンスバレは避けようがないかもしれない……んですよね。

よって、気になっているんであれば、こんな記事を書いておいてナンですが、前情報前評判なしに自分の目で確かめたほうがいいんじゃないかと思います。

とりあえず、そういうのを抜きにした結果的な感想としては、「(期待値を上げすぎたせいで)物足りなさはあるものの、見るべきところもある静かめなSF映画」って感じです。

では、次項で多少ニュアンスバレの可能性を孕みつつも書いていこうと思います。

静かに、比較的淡々と進む映画。

ということで、本項では本作についてもう少し触れますが、前項に書いたとおりなんとなーくニュアンスで色々とわかる・察しちゃう可能性もありますので、読む場合はご注意を。 っていうか自己責任でお願いします。

さて、まず映画が始まりますと、Max Richterの「On the Nature of Daylight」が流れ出します。

ちなみに作中曲はJóhann Jóhannssonが担当。 こっちも雰囲気にあっていていい楽曲を提供してくれていますよ。

この曲は、彼の手がけた曲でも一番好きで……というか、彼を知ったのもこの曲がきっかけだったりするんで、流れた時は「おおっ」となりました。 やっぱり好きな曲が流れると前のめりになってしまいます。

と、それはさておき、この曲に見合ったセンチメンタルなシーンから始まるわけで期待は増していきます。

謎の物体出現まではそれほどグダグダ引っ張ることもなく、割と早々に登場してくれます。 とんとん拍子にとまではいかないまでも、ファーストコンタクトまでもそこまで焦らされないので、見ている方としても良かったなぁと。

謎の物体が出現した地域のうち、一箇所が「北海道」ってなところで、劇場の一部からちょっと小さな笑いも起きておりましたが……(道内の劇場ゆえ)。

それでまぁ、突然の来訪者の意図などを知りたいということで、主人公の女性言語学者・ルイーズが抜擢されるんですが、そのアプローチがアカデミック……学術的な感じなのが面白かったです。

そちら方面にはてんで疎い私ですが、別段難解でもなく、ほほーなるほど道理だなぁ、と思えるようなスタンスですね。 不用意に専門用語を連発して難解“めいた”感じにしなかったのは○。

そして色々な障害がありつつも彼女(ら)はエイリアンの目的を探っていくのですが……。

ここで結構面白い仕掛けがありまして。 「もしや……?」が「やっぱり……!」になる部分は結構心地よくて。 その心地よさを呼び起こしているのは、巧みな描写とミスリードだったりするわけなんです。

なので、これはアタリかなぁと見ていたんですが……なんというか、その後が自分としてはやや物足りない感じになってしまいました。

  • ちょっとご都合主義に過ぎる展開がある。
  • 結末もちょっとふわふわっとしすぎている印象。

……っていう2点がどうにも引っかかってしまいましてね。

前者に関しては、尺の都合上大幅に描写が省かれているんじゃないか……ってな印象ですし、後者にしては少し積み重ねが不足していたような気もします。

結局のところ、もう少し描写があれば……と感じたわけです。

もっとも、前者も脳内補完は可能で、後者の言わんとするところはわかっているつもりなんですが、すこし性急に感じたためか本来受けるであろう感動を、そのまま素直に受け取れなかったかなぁと、もったいない思いをしてしまう結果になりました。

ただ、じゃあ人を選ぶ映画なのか・とっつきにくい映画なのか、というとそうではありません。

先程書いたように学術的アプローチなどはあるものの、見ている人を選ばないようにかなりわかりやすく説明してくれていますし、本作の描き出したものは特殊なものでもありませんし。

しいて言えば、本作は淡々としていてとても静かに進行するタイプの映画なので、派手な感じをどこかに求めていると退屈に感じることはあるかもしれませんがね。

そんなわけで、私としてはもう一歩!ってな感じで、腹六分くらいの食い足りなさがちょっと残ってしまう結果にはなりましたが、きっと普段あまりSF映画を見ない人でも楽しめる作品ではないかなと思います。

ちなみに、画面が暗いシーンが多めなので、劇場で見る場合はあまり前の座席に座ってしまわないほうがいいかもしれません。 ちょっと端のほうが見にくかったりしたもんで。

映画『メッセージ』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ

投稿者プロフィール

壬生狼
みぶろと読みます。 活動名は他にmiburo666・Lupus(ルプス)など。
ゲーム、音楽、映画などが趣味。 このブログではゲーム系記事を公開しています。
現在のアイコンはPSO2のマイキャラであるルナール。
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