「World War Z」文字通り“なだれ込む”ゾンビの大群が圧巻!

World War Z イメージ PC
ゾンビ! ゾンビ! ゾンビ!

みなさん、ゾンビはお好きですか? 私はゾンビを(蹴散らすことを)割と好みます。

弾ける屍肉! 飛び散る血飛沫!

その“水っぽい”爽快感は独特のものがあります。

そんなゾンビですが、大量に出てきたら……そしてそれらを蹴散らせたら、もっと心地よいと思いませんか? そんな主に私向けのゲームが本作、WWZなのです。

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概要: L4Dの流れをくむ、Co-opゾンビシューター。

ひとまずトレーラーを。

World War Z – Launch Trailer

本作は同名の小説を原作とするCo-op(協力プレイメイン)ゾンビシューターです。 2013年にはブラッド・ピット主演で映画化もされていました。

『ワールド・ウォー Z』ワールドワイド版ティーザートレーラー
とんでもない量のゾンビが鮮烈でした。

本作は原作小説をベースとしつつも、映像的な描写は映画版を再現しており、文字通り“なだれ込む”ようにして迫りくるゾンビの大群を、実際にゲーム内で目のあたりにすることができます。

ちなみにストーリーはさほど重視されていないので、原作小説や映画を未チェック状態でいきなり本作に飛び込んでも、ゾンビものとして問題なく楽しめるかと思います。

ゲーム内容としてはLeft 4 Dead直系のCo-opシューターとなっていて、最大4人のプレイヤーで協力してゾンビの群れを退けつつ、目標達成を目指すことになっています。 ちなみにL4DはFPSでしたが、本作はTPSとなっております。

Good: ゾンビは、量もすごいが、軽快に動くのもまたすごい。

実際にプレイ動画を見てもらったほうが色々と手っ取り早いと思うので、僭越ながらプレイ動画をご用意しました。

ちなみに、動画はところどころカクつく(というか、映像が一瞬止まる)のが見受けられるかと思いますが、これはあくまでも私の録画環境・方法によって発生しているものです。

実際のゲームプレイ中は処理落ちなどによるカクつきもなく、快適そのものであることは、ぜひとも頭に入れておいていただきたいですね。 びっくりするくらい軽快にプレイできるんですよ。

「World War Z」Episode.1: New York “Chapter.1 Descent” をプレイ(前半部分のみ)

ご覧の通り、とても数えていられないほどの量のゾンビが、大きな波のように押し寄せたり、“ゾンビの塔”を形成して壁を登ってきたり、あるいは高所から降ってきたり……と、まさに映画で描かれたゾンビそのものがゲーム内に登場します。

その大量のゾンビ一体一体に物理演算が適用されているので、単に汚らしく爆発四散するだけでなく、“ゾンビの塔”が崩れ落ちる様や、大きくうねりながら殺到してくる様子が非常に生々しい……というかキモい!

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降り注ぐゾンビ

本作にはゆっくり歩み寄るゾンビはいません。 走ってきて、そして、降ってくるのです!

走るゾンビ

初売りに際して福袋に殺到するが如きラッシュ。

ゾンビ襲来

迎撃するときはなかなかの絶望感を味わえます……。

ゾンビの塔

高所に陣取っていても油断は禁物。 映画同様、“塔”を形成して這い上がってくる! しかも結構速い!

そして驚くべきことに、そんな有様でありながら、処理落ちを感じることなく、実に“生き生きと”なめらかにゲームが可動するんですよね。

発売前は「こんなにゾンビ出して……ちゃんと動くんだろうか?」なんて心配もしていたのですが、まったくの杞憂でした。 おぞましい程のゾンビの群れが、感動的・衝撃的なまでにスムーズに襲いかかってきてくれます。いやー、すごいですよ、これ!

ゲームプレイも基本的にストレスに感じることもなく、遊びやすく、爽快感があり、初見時の驚きがあります。 比較的抑えめな価格設定にもかかわらず、美麗なグラフィック・表現力ということもあり、なんだかすごくウレシイ感じがいたします。

Good: ほどほどに高められたリプレイ性。 成長要素は好みが分かれるか。

本作は、ゾンビの出現数やその場所、内訳はある程度ランダムになっているようで、前回プレイ時は数が少なくてスルリと通過できた場所が、次回プレイ時には意外と大量にゾンビが出てきて乱闘に……ということもしばしば。

それに加えて武器や各種アイテムの配置・内容もランダムなので、難易度も割と変動しがちという特徴を備えています。 その一方で「これ無理だろ……」というような、あんまりな“引き”の組み合わせはめったにないので、少なくとも難易度ノーマルくらいまではソロでも切り抜けられるような、いい塩梅のバランスになっています。

だけでなく、本作ではキャラクターや武器の成長・強化要素があることで、その難易度の揺らぎに対応できたり、更に高難易度のプレイに挑戦しやすくなっています。

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クラス

クラスはできること・強みがそれぞれ異なるので、色々試してしっくり来るものを選んだり、マルチプレイ時は仲間のクラスを見て切り替えたり……として遊んでみるといいでしょう。

武器のカスタマイズ

武器のカスタマイズは自由にアタッチメントを着脱できるわけではなく、ほぼ“強化”に等しい仕様。 強化にはSupplies(支給品。 画面右上に表示された、Sをかたどったアイコンのがソレです)が必要になりますが、クラスの強化にも使うのでバランスを考えて……。

RPGではないので、クラスのレベルを1上げたらすぐに楽になるだとかいうわけではありませんが、ある程度以上のレベル到達で獲得できるPerkにはかなり強力なものがありますし、武器強化もしっかりしていけば、実感できるほどの差にもなってきます。

しかしながら、この成長・強化要素に関しては、もしかしたら好みが分かれるところかもしれません。

偉大なる先達・L4Dには成長要素は一切ありませんでした。 それゆえに自分なりの強化ということは不可能であり、自分の腕を磨くことによってのみ、上の難易度を目指すことが可能でした。 まぁ、FPSでは決して珍しいスタイルではないですがね。

これは見方を変えれば、いつゲームを開始したか・どれくらいやったかによらず、常に等しい状態で多くのプレイヤーと遊べる……ということも意味します。 マルチは○○をアンロックしてから……とか、強化度合いが足りないから……とか、そういう理由で一緒に遊べないよ~ということがないんです。 無論、プレイヤー自身の練度は問われるでしょうけど。

一方の本作は成長・強化要素のおかげで多少の(推奨される技量との)実力差は埋められそうですし、単純に自分である程度の方針を決めて強化していくのは、RPG的な味がして楽しいというのもあります。

もちろんそうした強化もある程度想定した上で、上位の難易度は調整されているとも考えられますし、そうなるとPerkのアンロックや武器の強化を一定の基準まで満たさないと……というところはどうしても出てきてしまいます。

着手する手軽さ・気軽さはL4Dに一歩譲る印象もないではないですが、モダンなFPS/TPSに備わる成長・強化要素を取り入れたことで、レベルアップやSupplies稼ぎのためにリプレイするモチベーションも生じるのもまた事実で、これはこれでひとつの正解だったのかな、と思います。

というかですね、本作のレベルアップ速度はかなり速いので、レベルアップ自体も苦じゃない……どころか、全体通して1~2回ステージクリアすればレベルが上がるような感じなので、ひとつのクラスを極めるのも色々強化して万全にするのも比較的容易だと思います。

繰り返しになりますが、難易度ノーマル程度までならソロプレイでも概ね苦なくプレイ・クリアができるかなと思います。 ハード以上はマルチプレイでないと厳しい、かも……。

Bad: プライベートマッチ機能は欲しかった。 あと日本語対応も……。

ほぼ唯一の不満点は、プライベートマッチができないっぽいこと。

オフラインではソロプレイに限定されるっぽいのですが、いざフレンドとプレイしようとすると、プレイヤーの人数が4人に満たない場合はクイックマッチの対象となる=野良プレイヤーに合流するor合流されることになるんですよね。

ノーマル(及び、マルチならハード)くらいまでなら、ほどほどの緊張感もありつつも、割とゆるく遊べる感じではあります。 なので、責任がどうとかっていうのは気にしなくてもいいのですが。

しかし、気心の知れた友人と一緒にゆっくり遊びたい!と思っても、合流してきた野良プレイヤーがさっさと先行してしまって、なんとなくプレイが慌ただしくなってしまう……ということがしばしば。

マッチングしない場合はNPCが同行してくれるんですけれども、プライベートマッチがあれば人間ふたり+NPCふたりで気楽に遊ぶ……というような選択肢もあるわけなので、導入してほしかったなぁ、とは。

まぁ、記事公開時点でPCだとEpic Game Storeでしか購入・プレイができないので、(Steamに比べ少ない)人の分散を防ぐ意味であえて実装しなかったのかもしれませんが。 それでも結局、後述のPvPvEは過疎ってるんですけどね……。

それと、本作(というか原作小説)には日本……東京も舞台として登場します。 結構気合の入った作り込みを感じられて、と同時に、やっぱりちょっとおかしな部分もあって楽しいところなのですが。

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だし道楽

だし道楽、て。 ところで、この自販機、なんかやけにデカくありません? ドスだし道楽かよ。

積極的なゾンビ

積極的なゾンビ……広島……???

禁則未処理

禁則処理ー!!

お手頃価格のゲーム

お手頃価格のゲーム! 本作もですけどね!

ゆかいな印刷物類だけでなく、日本人のキャラも操作可能なんですが、本作、日本語非対応なんですよね……なんで!? 日本人同士なのに英語で喋ります。 なんで!?!?

まぁ、ゲーム進行上は、日本語非対応であることが問題になることはないかと思います。 ストーリーも決して濃いわけじゃないですし、ゲーム進行に関わる目標指示も平易な英文なので、悩んだり迷うこともないかなと。

とはいえ……せっかく日本をゲーム内の舞台として登場させてくれて、キャラも用意してくれるなら、多少怪しげでもいいので日本語対応してほしかったなぁ……と思ったりなんだり。

それと、付け加えるなら、数度無限ロードや“応答なしになる”などが発生。 ただ、全体としての頻度はそう高くないこと、マルチプレイ時(お呼ばれしていったとき)にのみ発生したことは付記しておきます。

PvPvE: 現時点で過疎っていてマッチングせず。

本作にはメインとなるCo-opキャンペーンのほか、PvPvEモードも存在します。

PvPvEモード一覧
クラスはCo-opキャンペーンとは別管理になっていて、改めてレベリングする必要あり。 武器のカスタマイズができそうな項目は見当たりません。

シューターのPvPでお馴染みのドミネーションやデスマッチなどが揃っていて、本作はそこへ大量のゾンビが横槍を入れてくる……というものなのだそうです。

……が、本記事の作成にあたってひととおりのモードをプレイしようとしてみたんですが、全くマッチングしません! ならばとクイックマッチを選んでみても、結局マッチングせずじまい。

みんなCo-opキャンペーンを楽しんでいるからか、あるいは本作に対人戦など求めていないということなのか……いずれにせよ、私が試した時点ではそもそも人がおらずゲームが成立しない状況。

こればっかりはゲームの良し悪しだけが原因ではないのでしょうがないんですがね。 bot戦でもあれば……とちらっと思ったものの、個人的には“対人戦を求めていない”層なので特に問題にはなりませんでした。

PvPvE部分に注目していた人は、この部分は要注意ですよ。 他に候補があるなら、そちらを優先したほうがいいかもしれません……。

結論: 手軽に楽しめ、比較的低価格なため手を出しやすい。

本作は4000円ほどで購入でき、L4Dがそうであったように、友人らとワイワイやれる感じの仕上がりになっているため、コストパフォーマンスで考えるとかなり良好なのではないかなと思います。

L4Dも、たまに思い出したように友人らとちょろっと遊ぶにはうってつけでしたが、本作もまた、ガッツリとやり込むというよりは、ちょっとした時間に遊んだり、友人らと気が向いたときに集まって遊ぶ……というようなプレイ(スタイル)がマッチしそう。

なお、起動時にWWZサーバーへログインしているようなので、WWZサーバーが閉鎖された場合はプレイできなくなる可能性も……? とはいえ、仮に閉鎖となるとしても、だいぶ先(まだ始まったばかりですからね!)でしょうし、なにかしらの救済措置をとってくれるかもしれません。 あくまでも希望的観測ですが。

そしてなにより、しつこく書いてきたように、ゾンビの量は本当に圧倒的! グラフィックもかなり美麗な部類ですので、視覚的な楽しさっていうのはかなり満たしてくれると思います。

コンソール版は今のところ国内版が存在していない&アナウンスされていませんし、PC版を含めても前述した通り日本語非対応ですが、これはさしたる問題は発生しないので、気になったら飛び込んでみてもイイと思いますよ。

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